丸山稔一院長ブログ | 東京 | 西日暮里 | 丸山オステオパシー治療院

東京・荒川区西日暮里にあるオステオパシー専門治療院の院長ブログ はじめまして院長の丸山稔一です。

40代女性 常に目まいの不安が、、、目まいシリーズ(1)

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皆さまこんにちは。東京の荒川区にある丸山オステオパシー治療院 院長の丸山稔一です。今日は昨日とは一転しとても暑くなりました、一日で温度差が7度も違うので体がついていけていない感じがします。

 

 

今回は悩まれている方が大変多い症状の一つの「目まい」についてお話しします。目まいの原因はさまざまです一般的には

1)三半規管の問題

2)小脳の問題 

3)それ以外

 

 

目まいが起こり病院に行くとこの三つに区分して診断されていくようです。当院に来られる大半の方は病院にいかれ検査を受けられ特に脳にも三半規管にも問題ないといわれる方々です。  

 

 

目まいは立っているときよりも寝ているときのほうが激しい症状に見舞われますので、皆さまが恐怖心を抱かれている悩ましい症状です。回復の見込みがないと医師から宣告され、精神安定剤を離せなくなったり時にはうつ病になる方もいらっしゃるようです。  

 

 

今後このブログでも積極的に「目まい」について書いていきたいと思います。 目まいで悩まれている方の一助になればと思っています。

つづき 40代女性 常に目まいの不安が、、、目まいシリーズ(2)

 

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なかなか治らない肩凝り(1)

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皆さまこんにちは 丸山オステオパシー治療院の丸山です。今日のテーマは肩凝りです。肩凝りを一度も感じた事の無い人は珍しいでしょう。同じ作業の繰り返し。一日中机の前で勉強している学生さん。一日中パソコン作業をしている方。特にパソコン作業はほんとに体に良くないです。

 

 

パソコン作業をするときはお気楽にはやらず、画面に一点集中し少しいかり肩にしてやることが多いと思います。それを一日7〜8時間もやればそれは目も疲れるし、肩もこります。

 

 

本当に肩凝りで悩んでいる方は多いです。マッサージ店に行って一生懸命揉んでもらうとその時は気持ちがいいですよね。ただし又すぐ凝ってきませんか?肩凝りでも単純に揉めばよくなる程度のものならマッサージ店でもOKでしょう。

 

しかし行っても行っても繰り返してしてしまう異常な肩こりは一度しっかり調べてもらった方がいいです。どんな症状でも言えることですが一時的でないものは体からのメッセージと受け止めて欲しいです。

 

 

今まで肩凝りで来た患者様の中で印象的だった方のお話を次回のブログでお話し致します。肩凝りを甘く見ないで下さい。もし長年悩んでいる方は一度いらして下さい。あなたの原因を探します。

 

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加齢による難聴は改善する?(2)

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皆さまこんにちは  先日お話しした88歳の女性の患者さまのお話を続けます。  オステオパシー的な診断の結果右腸骨の前方回旋と左ひざ関節半月板の前方障害、そして頭蓋骨の一部の右側の側頭骨(耳が付いている骨)の動きがとても悪いと判断しました。  

 

 

88歳と高齢でいらっしゃいますので急ぎ過ぎずステップバイステップで何回かに分けて治療しました。結果として主訴である膝の痛み又シビレはほぼなくなりました。  

 

 

そして少しびっくりしたのですが耳の聞こえが明らかに改善したとの報告を受けました。  この難聴の改善についてはあくまで副次的な結果なのですが、耳の付いている側頭骨はその骨の中に三半規管や蝸牛が埋まっていますから側頭骨のわずかな動きの悪さが聞こえに影響することは明らかです。

 

 

体を傾かせていた骨盤の腸骨の施術により右側の背中の筋肉のバランスがとれて右に頭の傾きが取れたこと、それに合わせて右側頭骨の動きを改善させる施術が有効だったと思われます。  

 

 

もちろん加齢による全ての聞こえの問題に対応できるわけではないと思いますが側頭骨の動きが原因である場合は改善の可能性があると思いました。

 

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加齢による難聴は改善する?(1)

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皆さまこんにちは まだまだ梅雨が続いています。長期予報では今年の夏は激熱とのこと先が思いやられます。さて今回は加齢による難聴についてお話しします。    

 

 

先日88歳の女性が来院されました。主訴は左膝の痛みと左の腰にシビレがあるということでした。  

 

 

オステオパシーは問診をとても大事にします、初診時は可能な限りお話をお聞きします。たとえが膝が痛いと来院されても膝だけあるいはその周辺だけ見るようなことはしません。この患者様はご高齢ということもあるのでしょう過去にもいろいろと悩みをお持ちでした。

 

 

例えば20代のころから慢性的に右肩が凝るそれも単なる肩凝りというようなものではなく、ひどい時には何日も寝込んでしまうほどだったそうです。又同時に左手のシビレがあり何年も医者に通ったけれど一向に良くならなかったとのこと。また最近ではとても耳が聞こえづらくなってきていることも悩んでいる様子でした。

 

 

早速全身の検査をしました、全身を検査する一つのステップとして両足の長さを比べる方法があります。これは一つには骨盤の傾きがあるのかのおおざっぱな指標になります。

 

 

すると左右差が5cm位ありました、又背骨に沿うようにして腰から頸にかけてある筋肉も明らかに左右差がありました。盛り上がっている背中の筋肉に引っ張られるようにして右の首の筋肉も緊張して突っ張っていました。

 

 

又その延長線にある頭の右側も筋肉に引っ張らられるように傾いていました。 もちろん現在悩まれている膝の検査もしました、加齢による膝の変形は多少あるもののそれほど激しいものではありませんでした。  

 

 

おそらく骨盤(腸骨)の傾きが何十年も継続して体の色々な所にひずみを作ってしまっていると推測されます。   施術内容は(2)に続きます。

 

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40代男性 交通事故の後遺症 8年間続く後頭部の痛みはオステオパシーで改善するか?

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皆さまこんにちは丸山オステオパシー治療院の丸山です。昨日までの雨が上がり今日はいい天気になりました、関東地方はもうすぐ梅雨明けかもしれませんね。梅雨時期は低気圧の日が多くなりますから普段より痛みを訴える方が明らかに多くなります、

 

交通事故の後遺症も一層と悩ましい時期といえるでしょう。今回は交通事故の後遺症で長年悩んでいた方のお話しをいたします。後遺症も程度はさまざまです、大変深刻な方から軽度の方まで皆さまそれぞれに悩んでいらっしゃいます。

 

今回は42歳男性 8年程前に交通事故にあわれた方です、止まっている状態で後ろから追突されたとのこと、その時は助手席に乗っていたそうです。事故直後は激しい頸の痛み、背中の痛みがあったものの整形外科を受診し治療を重ねて結果1年ほどで痛みはおおよそ回復したとのこと。

 

ただし後頭部の重だるい痛みは8年間継続しており、いろいろな病院、整骨院に行っても全く治らず、本人としては一生この痛みと付き合っていくのかなと半ばあきらめていると訴えておられました。

 

早速、オステオパシー的全身の検査をしました。ベットに腰かけた状態で後ろから軽く患者様の頭のてっぺんに手を置き軽く圧を加えると。右側の上半身に手が引かれていきます。

 

これはオステオパシー的診断の方法の一つでおおよそ体のどの辺に問題があるかを推測する方法で傾聴という診断技術です。

 

右の上半身をさらに精度を高く詳しくしらべていくと、右の肋骨の上方が硬くなっているのが確認できました。

 

これは骨内病変という状態で肋骨の骨そのものが物理的な衝撃で硬くなりそのまま何年もその状態が続いたと推測されます。

 

さらに後頭部の皮膚がとても硬くなっていました。以上2点が全身をチェックした結果突出して問題を起こしていました。右側の肋骨は助手席に座っていて右上から左下にたすき掛けにシートベルトをしていた時に追突され激しいショックを受けたのでしょう。

 

まずは右側の3番・4番肋骨の柔軟性を回復する施術を行いました。次に後頭部の皮膚を柔軟にさせました。後頭部の神経は頸の神経につながっていますので、皮膚が硬くなっているだけでも頸が痛いを感じることがあります。

 

この患者様は2回の治療でほぼ完治しました。

 

この患者様の根本的な原因は肋骨の骨の硬くなった状態にあったと推測されます。何故肋骨の問題が後頭部の痛みにつながったかは説明するととても長くなるので割愛しますが、このようにしてオステオパシー診断は体全体をみて原因を探していきます。

 

何年も病院通いをし一向に改善しない方また、辛さを引きづっている方は一度オステオパシー施術を受けてみませんか。

 

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60代女性 15年も続く膝の痛み 手術はしたくないけれど(1)

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皆さまこんにちは丸山オステオパシー治療院院長の丸山稔一です。

膝の痛みで悩まれている方は想像以上に多いです。それもほとんどが女性です。整骨院での修行時代毎日大変多くの患者様に接してきましたが数が多くしかも治りが悪いと思ったのがこの膝の痛みでした。

 

 

毎日、毎日膝の治療をしながら治らない現実をみてとても悔しい思いをしました、なんで治らないのかと。私がオステオパシーを習いに行った理由の一つとして膝を治す技術を習得したいと思ったからです。

 

 

それ以来膝痛についてはとても思い入れがあり、かなり勉強してきました。私の見解は軟骨がひどく擦り切れているもの以外はかなりの確率で治ります。軟骨という組織はほとんど血管が通っていませんから一度激しくすり減ってしまうと元通り再生することはありません。従い激しくする減ったものは手術の適応になります。

 

 

現在の人口関節置換手術のレベルも上がってきていますし、もう少し時代が進めば、再生医療が進み大きな手術をしなくても軟骨が再生することも夢ではないと思われます。

 

 

ここで悩ましいのが軟骨のすり減り方が軽度の方で手術をするまでではないが、いつも膝に不安を抱えている方たちですいわばグレーゾーンの方たちにはオステオパシーが有効と思われます。

 

 

膝に負担をかけているのはどこかをしっかりと探しそこを施術する。又、膝そのものにも適切な施術をすることにより改善が期待できます。俗に膝に水がたまるといいますが、それは膝の関節の中にある滑液という液体です。

 

 

この液体は関節がスムーズに動くための潤滑剤でもあり、軟骨に対する栄養剤でもあります。オステオパシーの施術により膝関節内に正常な滑液の循環が生まれれば自分の治癒力で膝は回復していきます。

 

 

次回では最近来院された膝に痛みに長年悩まれた患者様の具体的な症例を書いていきます。

 

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尾てい骨が痛い(2)30年前にお尻を強打したのが原因か?

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今回は50代半ば女性の尾てい骨痛の続きです。

この患者様の検査をしたところ骨盤の一部の仙骨の位置が著しくずれていました。

前回お話しした恥骨もずれていましたが仙骨のほうがより目立っていました。

 

痛いと言っている尾てい骨はこの仙骨の一番下についています。

 

尾てい骨は宙ぶらりんに浮いているものでなく骨盤の他のところと靭帯でくっついています。

 

この方は仙骨もずれ、また尾てい骨にくっつている靭帯も一方がとても硬くなって

硬い方に引っ張られ傾いていてました。

尾てい骨を直接触診するととても痛がりました。

 

 

単純にみれば仙骨の位置をもとに戻し、尾てい骨についていつ靭帯を緩めればば解決すると

思われるでしょう。

 

オステオパシーはつながりをとても大事にしますから全身を検査しました、

この患者様にも気になる尾てい骨の部分はもちろんその因果関係を

推測しながら全身を検査しました。

 

仙骨、尾てい骨以外で際立って問題は「頭」にありました、

 

脳を保護するために硬膜という硬い皮状のものが

脳とそれに続いている脊髄神経の外側を覆っています、

 

硬膜は一番上は脳ですが一番下はなんと脊髄神経を通じ骨盤の一部の

仙骨にくっついています。

 

この患者様はこの硬膜がとても硬くなっていました。

 

仙骨の位置、また動きは硬膜という皮によって直接脳とつながっています。

 

まずは仙骨と尾てい骨の治療をしてから一度痛みを確認したところ、

多少良くなってはいましたが完全ではありませんでした。

 

次に頭蓋骨から硬膜を緩める施術をしたところ明らかに尾てい骨の動きは良くなりました。

 

推測すると出産後に骨盤の位置が悪くなり尾てい骨にも影響がでた、そして

元来頭蓋骨の動きが良くなく、結びついている仙骨の動きを悪化させたと思われます。

 

幸いにもこの患者様は一回の施術でほぼ30年来の痛みがなくなりました。

それ以降は定期的にメンテナンスに来ていただいています。

 

 

オステオパシーは理論的に痛みを起こしている原因を追究していきます。

 

尾てい骨が痛いといっても原因は様々ですよく調べてみないとわかりません。

 

尾てい骨の痛みがなかなかとれない方、是非原因を調べにいらして下さい。

 

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