10年とずっと続く腰痛も的確なオステオパシー施術で改善する可能性がある!
10年間続く腰痛 最近では右足の裏側に痛みがある。
こんにちは丸山オステオパシー治療院 院長の丸山稔一です。
今日は腰痛についてお話しします。
50代女性 10年間ずっと続く腰痛を訴えて来院されました。
また、最近では太ももの裏が上から下まで連続的に痛みが出てきたとのことです。
太もも裏の痛みが出たきっかけは階段で転び激しく尾てい骨を打ったと思うと
言っておられました。又、特に寝起きに痛みが強くでるともいわれておりました。
オステオパシーの特徴は問診を大事にすること、
決して腰が痛いから腰の周辺だけ診ることはしません。
常に全身のつながりを考慮するためです。
問診を深めていくと15年ほど前に腎臓結石があるといわれた、
長時間座ったり、又しばらくたっていると首筋が寝違えたようになること。
頭痛が頻発すること、時々顎関節が痛くなることがあることが分かりました。
これらの情報を参考にしながらオステオパシー検査をしていきます。
右足の痛みを起こす原因の一つとして腰椎のヘルニアや座骨神経痛が考えられます。
この場合は医師に診てもらう必要がありますからまず医学的検査を行います。
医学検査はラセーグテスト・腰椎圧迫テスト・感覚神経テスト・運動神経テスト・腱反射テストです。
この検査の結果は全て陰性であった為、
ほぼヘルニアなどの重篤な障害ではなさそうです。
(確定診断をするためにはMRIの検査が必要です)
次にオステオパシーの全身検査を行いました。骨盤右側の動きが悪い、さらに胸椎の12番の動きが悪い。さらに内臓を触診していくと右の骨盤に触れている部分(上行結腸・盲腸部)がとても硬くなっていることが分かりました。検査をしながらこのあたりが常に違和感を感じていると言っていました。
さらに触診を進めていくと右の腎臓が下垂していることが分かりました。さらに硬膜(脳から脊髄神経を全体的に包み込んでいる膜)の右側がかなり縮にでいることが分かりました。
硬膜は上から下まで長い組織ですので頭側の問題か尾てい骨側かを見極める必要があります。
今回は尾てい骨側の問題でした。
全身のオステオパシー検査の結果推測をしました。
胸椎の12番は前側と後ろ側に神経の枝を出します。
前側の神経は腰部の感覚神経を支配します。
(背骨の問題が常に腰に痛みを与えている要因だった。)
前側は下腹部や股の付け根を支配します。
又右側の腎臓の下垂は中程度であった為、この前側の神経に触れて下腹部に問題を誘発
し右骨盤の動きを悪くするのと同時に下肢への血流を少し阻害した。又右側尾てい骨部の硬膜の最後の部分に終糸という部分があります、終糸から出る神経は足を支配する神経の一部になります。(これにより足の神経に障害を与えた)
尾てい骨部の硬膜の障害はやはり階段で打ちつけたことが原因と思われます。これらの推測の基づき、右腎臓下垂・胸椎12番・右尾てい骨部硬膜の施術を行いました。施術後ずっと継続していた腰痛と足の裏の痛みはなくなっていました。
一口に腰痛と言っても原因はさまざまです。
・全身の繋がりを意識しながら問診をすること。
・医学検査を行うこと。
・オステオパシーの全身検査をすること。
・そして的確なオステオパシー施術を行うこと。
これら全てか行われれば長年悩んでいる腰痛も改善する可能性があります。
病院では異常なしといわれているが、なかなか治らない腰痛の方は一度オステオパシーの施術を受けられる事をお勧めいたします。
お問い合わせ お待ちしております ↓
クリックで当院ウェブサイトへ