加齢による難聴は改善する?(1)
皆さまこんにちは まだまだ梅雨が続いています。長期予報では今年の夏は激熱とのこと先が思いやられます。さて今回は加齢による難聴についてお話しします。
先日88歳の女性が来院されました。主訴は左膝の痛みと左の腰にシビレがあるということでした。
オステオパシーは問診をとても大事にします、初診時は可能な限りお話をお聞きします。たとえが膝が痛いと来院されても膝だけあるいはその周辺だけ見るようなことはしません。この患者様はご高齢ということもあるのでしょう過去にもいろいろと悩みをお持ちでした。
例えば20代のころから慢性的に右肩が凝るそれも単なる肩凝りというようなものではなく、ひどい時には何日も寝込んでしまうほどだったそうです。又同時に左手のシビレがあり何年も医者に通ったけれど一向に良くならなかったとのこと。また最近ではとても耳が聞こえづらくなってきていることも悩んでいる様子でした。
早速全身の検査をしました、全身を検査する一つのステップとして両足の長さを比べる方法があります。これは一つには骨盤の傾きがあるのかのおおざっぱな指標になります。
すると左右差が5cm位ありました、又背骨に沿うようにして腰から頸にかけてある筋肉も明らかに左右差がありました。盛り上がっている背中の筋肉に引っ張られるようにして右の首の筋肉も緊張して突っ張っていました。
又その延長線にある頭の右側も筋肉に引っ張らられるように傾いていました。 もちろん現在悩まれている膝の検査もしました、加齢による膝の変形は多少あるもののそれほど激しいものではありませんでした。
おそらく骨盤(腸骨)の傾きが何十年も継続して体の色々な所にひずみを作ってしまっていると推測されます。 施術内容は(2)に続きます。