丸山稔一院長ブログ | 東京 | 西日暮里 | 丸山オステオパシー治療院

東京・荒川区西日暮里にあるオステオパシー専門治療院の院長ブログ はじめまして院長の丸山稔一です。

滑舌で御悩みの方 オステオパシー施術で構造的な問題から改善しましょう!!

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皆さまこんにちは丸山オステオパシー治療院 院長の丸山稔一です。今回は滑舌についてお話しいたします。

 

当院で頭痛や頭痛の方へオステオパシー施術をした患者様から「滑舌が良くなった」「今まで言いにくい言葉がスムーズに出るようになった」「不思議です」と仰る方が多いです。

 

このようなことが何回か重なり改めて滑舌について考えてみました。滑舌とは言葉の聞き取り易さと言い換えることができます。では聞き取り易さの条件とは何でしょう。滑舌の研究をされている方によれば大きく分けて3つの原因といっています

 

  • 話し方の問題
  • 体の使い方の問題
  • 心理的な問題

 

それぞれに対する対処の方法も研究されているようです。例えば舌の使い方、発声法、心理面でのリラックスの方法などが考えられています。

 

ではオステオパシー的に発声に関する構造的な面から滑舌についてどのように考えるかをお話いたします。

 

話をするとき誰でも口を開いたり閉じたりします。それにはまず顎関節が正常であることが必要です。第一に顎関節を安定させるための靭帯が正常であるか、そして顎を開くための筋肉と閉じるための筋肉がうまく機能してるか。さらに顎関節を受け止めていつ頭蓋骨の一部の側頭骨のわずかな動きが正常であるか。などの条件がそろっていないとうまく顎関節は開閉できません。

 

ここでどのくらいの靭帯と筋肉がかかわっているか整理してみます。

顎関節を安定させる靭帯

 1)側頭下顎靭帯  2)茎突下顎靭帯 3)蝶形下顎靭帯

 4)顎関節関節包

 

口を閉じるための筋肉

1)内側翼突筋  2)外側翼突筋 3)咬筋 4)側頭筋

 

顎関節を開くための筋肉

1)顎舌骨筋 2)オトガイ舌骨筋 3)顎二腹筋

4)外側翼突筋の一部

 

これらが直接かかわるものです。全部で10種類あります、これらの一つがうまく機能しなくても口の開閉はうまくいきません。又顎関節はそれ以外の関節構造がきちんとあるべき位置、あるべき動きをしていないととても影響を受けやすい関節です。

 

例えば骨盤の位置・動きが少し悪いだけでも顎関節に影響します。さらに歯のかみ合わせの問題もとても重要な要素になります。かみ合わせについては歯科の領域でオステオパシーの対象外になりますがかみ合わせ以外の問題は対象になります。

 

オステオパシーの施術で滑舌を対象にする場合はまず体全体の構造のオステオパシー検査を行います。

 

まずは直接顎関節を診るの前に顎関節に影響を与えている原因を調べていきます。そして次の段階で上に掲げた顎関節に直接かかわる靭帯・筋肉をすべてしらべていきます。口の中からしか触れないもの、また外からしか触れないものがありますのできちんと触診できないとオステオパシー検査はできません。

 

経験的にいうと滑舌に関しては顎の下についている口を開くための筋肉に問題がある方が大変多いです。

 

体全体の構造が正常であること、顎関節を受け止める頭蓋骨が正常であること。そして開口筋を中心に顎関節に関するすべての靭帯・筋肉が正常であること。

 

これらが私が心がけている滑舌についてのアプローチです。

 

舌のトレーニングやリラックス法でなかなか改善しない方は一度構造的な問題を見つける必要があるかもしれませんね。滑舌が良くなるとおしゃべりが本当楽しくなると思いますよ。

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