丸山稔一院長ブログ | 東京 | 西日暮里 | 丸山オステオパシー治療院

東京・荒川区西日暮里にあるオステオパシー専門治療院の院長ブログ はじめまして院長の丸山稔一です。

80代男性 脊柱管狭窄症 その手術ちょっと待った!!

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皆さまこんにちは!丸山オステオパシー治療院の院長丸山です。

 

しばらくホームページをリニューアルしていたためブログを書けずにいました。又改めて普段の施術を通して印象的な症例をブログで報告させていただきます。病院に行ってもなかなか改善せずあきらめてていた方がオステオパシー治療で劇的に改善したケースを取り上げていきたいと思います。

 

 

組織が破断(骨折とか靭帯断裂)していなければ、決してあきらめることなく是非一度オステオパシーの治療を体験されることをお勧めいたします。そのような方の動機付けになるようなブログをどんどん書いていきたいと思います。

 

 

今回は80代 男性が脊椎間狭窄症で来院されました。そもそも足がシビレ太ももの裏が突っ張る、つま先の感覚が少し麻痺した感じで、しばらく歩くと歩けなくなり休み休みでないと歩くことができないという症状をお持ちでした。

 

 

そもそもこのような状態は20年以上前からだそうです。いくつかの病院を受診したけれども診断結果は同じだったそうです。最後はいつも手術しかないといわれてしまう、年齢のことを考えるとできるだけ手術はしたくないとい希望されました。問診の結果、既往歴をお聞きすると30年前位に胃がんの手術をされているとのこと。

 

 

オステオパシーは問診を大変大事にします。現れている症状に関係ないような過去の病歴が大変重要なヒントのなることがあります。この患者様も同様なケースでした、オステオパシー検査をした結果、手術をした胃の周辺の組織が大変硬くなっており、特に左の腎臓の動きがかなり悪くなっていました。

 

 

オステオパシーの最近の研究報告では内臓の機能障害と脊椎間狭窄症とに関連があるといわれています。施術は内臓の機能障害特に腎臓の可動性を取り戻すこと、また腰椎の椎間板かかなり硬くなり繊維化しているため椎間板の治療をすること。そして神経的な症状か出ている足に対して反射テクニック(フランスの学校で習った神経を直接刺激する特殊なテクニック)を行いました。

 

 

年齢的に施術の効果が出るのの時間がかかることがありますので、最初のうちは効果がなかなか出ませんでしたがあきらめずに何度か行った結果明らかにつま先の動きの悪さ、ふとももの突っ張り感が少なくなってきました。

 

 

最初に来院されたときは眉間にしわを寄せていた表情もすっかり変わり、すっかり穏やかになりました。現在、全快とは行きませんが来院当初に比べればはるかに症状は改善しています。

 

 

全ての脊椎間狭窄症がオステオパシーで治ることはないとは思います。狭窄の程度がひどく手術が適応する方もいらっしゃると思いますが、オステオパシーはなぜそうなったかを追究します。全身を検査し、もし明らかに狭窄になった原因が見つかればオステオパシー施術によって改善するケースはあるのです。

 

今回はその好例として紹介させていただきました。

整骨院カイロプラクティックなど、どこに行っても改善しない方、ご来院お待ちしております。

 

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