マラソンとオステオパシー(1)
今回は自分のことを少しお話しします。
かつてマラソンにはまっていました。
大学を卒業して医療機器販売会社に就職してから、ほぼ毎日飲み歩き
不摂生の極みのような生活を数年つづけたある日急に腰に激痛が走りました。
当時は現在自分がかかわっている治療系の世界は全く知りませんでしたから
まずは病院に行ってレントゲンをとって、薬をもらって・・・
結局、一向に治らづ数か月悩みました。
その際、担当医から言われた一言は「あなた腰痛は老化現象の一つです!」
ショックでした。当時、私は30歳前でした。
30歳で老人か!!
又、先生からは腰痛はしばらくすれば治るから、そうしたら少しスポーツでもしたら。
と皮肉ともアドバイスともとれるようなことを言われました。
なんとかせねばと思いました、又いまに見てろよ変身した自分の姿を見せて
やろうじゃないか。
何かスポーツとは思いましたがチームスポーツではすぐにはできないだろうから、
やはり個人スポーツにしようと思いました。
当時、大好きだったロバート・B・パーカーの「初秋」とい小説がありました。
この小説は両親に見捨てられた少年が主人公の探偵から心身ともに
再生してゆくという話です。少年が新品のスニーカーで最初はほとんど走れな
いのに、練習を重ねながらどんどん走れるようになり、
それとともに心もたくましくなり、ひ弱な少年がたくましい青年へと変わって
ゆく様子が素敵に書かれていました。
そこでのジョギングのシーンが本当にすてきで、自分もマラソンをしようと決意しました。
以降は(2)に続きます。