顎関節症の斬新な治療法を学んできました!
顎に悩みをもっている方は大勢いらっしゃいます。過去にも何人も顎が痛い又顎がカクカクいう方の治療をしてきました。単純な原因で簡単に治ってしまう方もいますし、根深い問題をかかえなかなか治らない方もいらっしゃいました。
顎の治療の成功の確率を上げたいと以前から思っていました。自分にとっては手ごわい疾患の一つでした、そのようなところに9月20日から4日間、顎関節症に対する国際セミナーが開催され出席しました。
担当の先生はアラン・リニオンという方で現在私が通っているフランスのオステオパシー学校の先生の一人でもあります。現在でも継続して頭蓋の治療について習っている先生です。
この先生は頭蓋の治療についてはヨーロッパを代表する先生でその技術はもちろん、頭蓋領域の知識の深さについては「ど肝」を抜かされます。現に脳外のドクターに対しても教授した経験がある方です。
今回のセミナーでは顎関節症の診断また治療法はもちろん、顎以外が原因の場
合のその原因の発見の方法を中心に学んできました。顎については当然、歯のかみ合わせとも深いかかわりをもっています、
自分たちオステオパスにできる範囲と歯科医にお任せする領域の判別の仕方が理解できました。
当たり前ですが顎関節は頭蓋骨の一部ですから頭蓋全体の動きが健全であること。また骨盤、背骨など顎以外の歪みがあっても顎に影響がでることをあらためて教えていただきました。
セミナーには歯科医の先生も参加されており歯科医の立場から顎関節症に対する意見を聞けました。やはり歯科医だけではだめ、オステオパスだけでもだめ。境界線を見極め、歯科医とオステオパスが協力できることが一番良と思いました。
顎関節治療の不足点を補える大変有意義なセミナーでした。顎でお悩みの皆さま是非一度いらしてください。