丸山稔一院長ブログ | 東京 | 西日暮里 | 丸山オステオパシー治療院

東京・荒川区西日暮里にあるオステオパシー専門治療院の院長ブログ はじめまして院長の丸山稔一です。

【皆様へ 診療再開のお知らせ】

 

昨年12月より休診とさせていただきました丸山オステオパシー治療院を2019年3月1日より再開する予定です。

 

尚、お問い合わせにつきましては、当ウェブサイトお問い合わせフォームよりお願い致します。

ご迷惑おかけいたしますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。                  

                                           院長 丸山 稔一

 

東京 | 西日暮里 | 丸山オステオパシー治療院 | 公式サイト

 

f:id:maruyama-osteopathy:20180806221728j:plain

 

20年続く足首の捻挫と膝の痛み 極端に下がっている左肩は何を意味する??

f:id:maruyama-osteopathy:20180828222836j:plain

 f:id:maruyama-osteopathy:20180809111109j:plain

 

皆さまこんにちは丸山オステオパシー治療院 院長の丸山稔一です。

 

 

50代男性、長年繰り返す足首の捻挫と膝の痛みを主訴に来院されました。

又、それ以外にも慢性的に腰、背中、頸の後ろに痛みがあると訴えられていました。

50代前半で働き盛りです、体に常に不調を感じているので少し不安になっている様です。いくつもの病院又評判の良い整体院などにもどのぐらい行ったか分からないとも言っておられました。

 

 

早速、問診から始めました。

 

 

どの様なときに痛むのか?

痛みは放散するか?

どのようにすると痛みが増すか?

また、どのようにすると痛みが減るか?

等々いろいろな角度から問診をすることによって

痛みの原因を限定しやすくなっていきます。

 

 

また、過去にどのような怪我をしたか?

そして病気をしたことがあるかも原因追及には欠かせない要素です。

 

 

問診の結果

小学生の頃に歯の矯正を3年間いていたことがある。

また、その時犬歯を抜歯したことがあること

が分かりました。

 

 

 

問診で得た情報を頭に入れながら

オステオパシーの全身検査を行いました。

 

 

患者様の立っている姿勢を診る

極端に左肩が下がっていることが分かりました。

肩が下がっているのはなぜか?

原因は様々です。

 

 

 

さらに検査を続けていくと

肺を覆っている胸膜と横隔膜が重なり合っている部分が

かなり固着していることが分かりました。

それによって呼吸をしても左の胸の動きが右に比べるとうまく広がらないことが分かりました。

 

 

最後に主訴である両膝・両足首を詳細にチェックするといくつかの問題が浮かび上がりました。人間が二足歩行をするときには、体中の関節や靭帯・筋肉にある固有受容器というセンサーが働き脳に情報を送ります。

全ての脳に送られた入力情報は小脳に送られます。

すると小脳は逆に必要な筋肉に情報を送り最適なバランスを取らせようとします。

 

 

 

バランスを取る際に極めて重要な器官がいくつかあります。

その代表的なものに

1)目  2)耳  3)顎関節 があげられます。

 体に生じたアンバランスな感覚はこの3つの器官で瞬間的に補正されています。

体のアンバランスは常にこれが器官に負担をかけているとも言えます。

 

 

 

今回の患者様は小学生の時に事故で腕や胸を強打していた。そしてしばらくしてから歯科矯正をしたことが重なり、体のバランスを失う要素が40年近く続いていることが推測されます。

 

 

早速、施術に移りました。

 

機能障害を起こしている顎関節の動きを改善すること、合わせて関係の深い頭蓋骨の一部側頭骨の動きを施術。そして問題の根本的な原因と思われる左肋骨横隔洞の機能障害を取り除くこと。そして最後に直接問題を起こしている膝と足首の問題を取り除きました。

 

 

施術の最後にもう一度立っている姿勢を観察すると極端に下がっていた左肩はほぼ平行になっていました。

 

これでバランスを取り戻し二足歩行がスムーズに行われることができると思われます。

 

 

これで施術は終わりです、後は自然の力に任せます。

人間には自己治癒力がありますから。

オステオパシーは原因を追究し、自己治癒力を引き出す医学です。

 

長引く痛み・不快感をお持ちの方は一度オステオパシーの施術を受けられる事をお勧めいたします。

お問い合わせ お待ちしております ↓ 

クリックで当院ウェブサイトへ

f:id:maruyama-osteopathy:20180806221728j:plain

 

10年とずっと続く腰痛も的確なオステオパシー施術で改善する可能性がある!

10年間続く腰痛  最近では右足の裏側に痛みがある。

 

f:id:maruyama-osteopathy:20180816192720j:plain

f:id:maruyama-osteopathy:20180809111109j:plain

 

 

こんにちは丸山オステオパシー治療院 院長の丸山稔一です。

今日は腰痛についてお話しします。

 

 

 

50代女性 10年間ずっと続く腰痛を訴えて来院されました。

また、最近では太ももの裏が上から下まで連続的に痛みが出てきたとのことです。

 太もも裏の痛みが出たきっかけは階段で転び激しく尾てい骨を打ったと思うと

言っておられました。又、特に寝起きに痛みが強くでるともいわれておりました。

 

 

 

オステオパシーの特徴は問診を大事にすること、

決して腰が痛いから腰の周辺だけ診ることはしません。

常に全身のつながりを考慮するためです。

 

 

 

問診を深めていくと15年ほど前に腎臓結石があるといわれた、

長時間座ったり、又しばらくたっていると首筋が寝違えたようになること。

頭痛が頻発すること、時々顎関節が痛くなることがあることが分かりました。

 

 

 

これらの情報を参考にしながらオステオパシー検査をしていきます。

 

 

右足の痛みを起こす原因の一つとして腰椎のヘルニアや座骨神経痛が考えられます。

この場合は医師に診てもらう必要がありますからまず医学的検査を行います。

 

医学検査はラセーグテスト・腰椎圧迫テスト・感覚神経テスト・運動神経テスト・腱反射テストです。

 

 

この検査の結果は全て陰性であった為、

ほぼヘルニアなどの重篤な障害ではなさそうです。

(確定診断をするためにはMRIの検査が必要です)

 

 

次にオステオパシーの全身検査を行いました。骨盤右側の動きが悪い、さらに胸椎の12番の動きが悪い。さらに内臓を触診していくと右の骨盤に触れている部分(上行結腸・盲腸部)がとても硬くなっていることが分かりました。検査をしながらこのあたりが常に違和感を感じていると言っていました。

 

 

さらに触診を進めていくと右の腎臓が下垂していることが分かりました。さらに硬膜(脳から脊髄神経を全体的に包み込んでいる膜)の右側がかなり縮にでいることが分かりました。

 

硬膜は上から下まで長い組織ですので頭側の問題か尾てい骨側かを見極める必要があります。

 

今回は尾てい骨側の問題でした。

 

 

全身のオステオパシー検査の結果推測をしました。

 胸椎の12番は前側と後ろ側に神経の枝を出します。

前側の神経は腰部の感覚神経を支配します。

(背骨の問題が常に腰に痛みを与えている要因だった。)

 

 

 

前側は下腹部や股の付け根を支配します。

 

 

又右側の腎臓の下垂は中程度であった為、この前側の神経に触れて下腹部に問題を誘発

し右骨盤の動きを悪くするのと同時に下肢への血流を少し阻害した。又右側尾てい骨部の硬膜の最後の部分に終糸という部分があります、終糸から出る神経は足を支配する神経の一部になります。(これにより足の神経に障害を与えた)

 

 

 

尾てい骨部の硬膜の障害はやはり階段で打ちつけたことが原因と思われます。これらの推測の基づき、右腎臓下垂・胸椎12番・右尾てい骨部硬膜の施術を行いました。施術後ずっと継続していた腰痛と足の裏の痛みはなくなっていました。

 

 

 

一口に腰痛と言っても原因はさまざまです。

・全身の繋がりを意識しながら問診をすること。

・医学検査を行うこと。

オステオパシーの全身検査をすること。

・そして的確なオステオパシー施術を行うこと。

これら全てか行われれば長年悩んでいる腰痛も改善する可能性があります。

 

 

病院では異常なしといわれているが、なかなか治らない腰痛の方は一度オステオパシーの施術を受けられる事をお勧めいたします。

お問い合わせ お待ちしております ↓ 

クリックで当院ウェブサイトへ

f:id:maruyama-osteopathy:20180806221728j:plain

【10代 野球少年】成長痛と診断されたもののずっと痛む踵。オステオパシー的全身診断で内臓の機能障害を発見。

f:id:maruyama-osteopathy:20180809112402j:plain

 

f:id:maruyama-osteopathy:20180809111109j:plain

 

皆さまこんにちは丸山オステオパシー治療院 院長の丸山稔一です。

 

踵の痛みで悩んでいる人は意外に多いです。

踵ですから歩く度に気になりますよね。

 整形外科に行ってレントゲン検査をしても

特に異常は見当たらないといわれた方は

多いのではないでしょうか。あるいは

踵の骨に骨棘ができているといわれた方も多いかと思います。

 

 

 

先日10歳の男の子が踵の痛みで来院されました。

 

1年前位からずっと踵が痛かったとのこと。

整形外科では成長痛と診断されたそうです。

成長が止まれば治るからといわれたものの

ずっと痛みが続き悩んでいました。

大好きな野球をする度に痛みがあるといっていました。

確かに著しく身長が伸びる時期に成長痛が出ることがあります。

又足の裏の部分に足底筋という筋肉がついていて、

その問題で痛みが出る事もあります。

 

 

局所的な問題もよく診る必要がありますが、

オステオパシーは体全体を診断していきます。

 

 

お母さまを交え本人と一緒に3人でいろいろ話をしました。

本人は10歳でまだ身長は高くはありません。

ですから成長痛が本当の原因かは注意して

みる必要があると思いました。

 

 

いつもの通りオステオパシーの全身診断を行いました。

 

まず自然に立った状態で姿勢を診てみると、

顔が前に飛び出していること、

そして鳩尾(みぞおち)が前に出っ張っていることが特徴でした。

そしてつま先の方に体重が乗っていることが分かりました。

 

 

体全体が前に傾いているということです。

そして鳩尾(みぞおち)を触ってみるとカチカチでした。

 

 

 

そこでお母さまにお子様はお腹の調子は悪くないか尋ねてみると、

慢性的に便秘であることが分かりました。

 

今度は寝てもらってお腹を触診すると、

小腸から大腸に変わるところが機能障害を

起こしていることが分かりました。

 

 

もちろん

主訴である踵と中心にした足首の関節、

靭帯、筋肉はもちろん膝、股関節と

直接かかわりが深い部分について

は詳細に見ていきました。

 

 

しかし

それらについては特別

機能障害は見つかりませんでした。

 

施術は踵の周囲を行うことでなく、

常に前傾している姿勢をただすことです。

 

 

 

推測される原因ですが、

腹部から鳩尾(みぞおち)にかけての

いくつかの内臓が機能障害を起こし

首につながっている膜を引っ張り

顔を前に引きだてしまった。それで

常に前傾の姿勢となり

足底部に偏ったバランスを作り出してしまい

踵に負担をかけ続けたことと思われます。

 

 

 

施術は大腸と小腸をつないでいる部分(盲腸部)にある逆流防止弁である回盲弁の施術

それと小腸をつなぎとめている腸間膜根それと横行結腸の施術を行いました。

 

 

施術後改めて立っていただき、彼の自然な姿勢を診ると

前傾と後傾になっておらずとてもよいバランスになっていました。

 

 

施術後、本人に痛みを確かめてみるとあまり痛くないといっていました。

長年負担をかけてきた部分が新しい姿勢に適応するのには少し時間がかかると思いますが、徐々に痛みは消えてくると思います。お子様は大人と比べ治癒力はとても活発です、従い今回は1回の施術で終えました。

 

後は自然治癒力に任せることにします。

 

オステオパシーは施術者が強制的に障害のある部分を治すものではありません。

患者様本人の新しい適応を導き、自然治癒力に働きかける医学です。

 

 

もし、慢性的に踵に問題を抱えている方は

オステオパシー施術を受けられることをお勧めいたします。

 

お問い合わせ お待ちしております ↓ 

クリックで当院ウェブサイトへ

f:id:maruyama-osteopathy:20180806221728j:plain

 

人間の体には外気圧とは違った圧力がある。胸郭の圧力の重要性について

 

f:id:maruyama-osteopathy:20180801224013j:plain

こんにちは丸山オステオパシー治療 院長の丸山稔一です。

 

今回は

胸郭(肋骨に肺と心臓が囲まれている部分)の

重要性について

お話しいたします。

 

 

50代 女性 数か月前から左股関節の違和感を感じていると訴え来院されました。

 特に激しく痛いわけではないが、開脚時に左だけ開きの悪さを感じるとのことでした。

 

 

 

オステオパシ―は原因を追究するため、

問診で可能性を追求していきます。

 

 

 

股関節以外に感じている不調な部分は喉の違和感とおっしゃっていました。

風を引くと必ず喉にくる、時々唾に血が混じることもあるとのこと。

 

又数年前に事故に会い、胸を強打したことがある。

 

その他にも過去をさかのぼると股関節の動きの悪さに関係がありそうな

怪我や病気をされていることが分かりました。

 

 

 

オステオパシー検査をする前に多くの情報を収集しますが、検査するとき一度その情報を頭のなかで消してから客観的に行うことが重要です。

患者様から得た情報はあくまで参考です。

原因を分析するときは冷静さが必要とされます。

 

 

 

オステオパシー検査の結果から

股関節そのものにはあまり動きの悪さは

ありませんでした。

 

 

 

全身の検査の中で

肋骨の先端にある肋軟骨に固着感が強くある

ことが分かりました。

 

 

 

人間の体には外気圧とは違った圧力があります。

特に胸郭は呼吸を行う重要な部分です。

横隔膜の動きによって圧力が少し強くなったり、

弱くなったりして呼吸ができます。

 

 

 

肋骨のしなやかさ、心膜や胸膜、縦隔などどの組織が問題を起こしても

微妙に胸郭の圧力が乱れていきます。

 

 

 

胸郭の独特な圧力とは別に

骨盤も独特の圧力を持ちます。

 

 

 

そしてもう一つ

頭蓋も独特の圧力をもっています。

 

 

 

どれか一つの圧力が乱れると他の圧力もみだれるという連動性をもちます。

 

一方、

胸郭の中にある心臓を保護している心膜は

首を巻き込んで最終的には頭蓋の底に付着します。

 

 

 

 

これら解剖学を理解すると

今回の股関節の動きの悪さと喉の不調感はつながっていきます。

 

 

 

今回の施術のポイントは左の肋軟骨でした。

 

 

 

肋骨とか肋軟骨は

外傷の衝撃から胸郭の中身(心臓や肺など)を守る役目を持っています。

 

 

 

又衝撃を受けた後骨や軟骨が硬くなるという特徴があります。

そしてそのまま硬さが継続します。

 

 

 

数年前の事故で胸を強打したときに肋軟骨が硬くなり、

胸郭の圧力が変わった。

 

 

 

そして

 

 

 

何年も骨盤隔膜に影響を与え続け股関節の動きに

制限を与えたと推測できます。

 

 

 

股関節の動きがなかなか改善しない方、又施術してすぐもとに戻ってしまう方

 一度オステオパシーの施術を受けることをお勧めいたします。

 

 

f:id:maruyama-osteopathy:20180806221728j:plain

www.maruyama-osteopathy.com

6月に挑戦してきたフランスの国家試験【Diplome d'Osteopathe】について

f:id:maruyama-osteopathy:20180726181611j:plain

フランスの国家試験

 

皆さまこんにちは 丸山オステオパシー治療院 院長の丸山稔一です。

今回は、6月に挑戦してきたフランスの国家試験についてお話ししようと思います。

 

f:id:maruyama-osteopathy:20180726182245j:plain

 

 

フランスでは

オステオパシーは国家資格として認められています。

但し、日本の医療系の国家資格のやり方とは違います。

 

 

 

日本では、学校を卒業した後で全国統一の筆記試験が実施され

これに合格すると免状が与えられます。

 一方、フランスでは政府が公認した学校の卒業試験が国家試験になります。

 

 

 

約6年をかけて

骨盤・四肢・脊柱・内臓・頭蓋の実技試験と筆記試験

そしてレントゲン学と症候学の筆記試験

合計12科目の校内試験をすべて合格することが、

卒業試験のエントリーの条件になります。

 

 

 

 

本番の試験は

実際に審査官の前で治療をする形式で

クリニカ試験と呼ばれています。

 

もちろん生徒一人ひとりで患者様は違います。

 

45分の制限時間

が与えられ

1)問診 2)検査 3)治療

各15分

で終えなければなりません。

 

 

 

1)問診

フランスでは大変オステオパシーが普及しています。

日本のようにどのような病気でも

まず病院に行くということはなく、

最初にオステオパスに受診することは

決して珍しい事ではありません。

 

従って、

初診時にオステオパシーの施術をすべき対象かあるいは病院で受診すべきかを見極めることが要求されます。

 

 

問診では症候学の知識でこの見極めをしていきます。

そして、もしオステオパシー対象と判断した場合

 

患者の主訴・痛みの程度・生まれてから現在に至るまでの病歴、怪我の状況等々、関連する多くの情報を聞き出すこと。

 

これらを15分以内に全て行う必要があります。

 

この問診力はその後の施術の方向性を決める大変重要な項目です。

 どんなに施術テクニックがうまくても問診力がなければ結果として施術の成功率は

 下がってしまうと考えられています。

 

 

 

 

 

 

 

2)検査

 

問診で治療の方向性を決めながら、そして又それにとらわれ過ぎることなく

 全身を検査してきます。

 又ヘルニアの症状がある様な場合、しびれ・運動神経・腱反射などの医学的検査も

 行う必要があります。

 15分の制限時間で医学的検査とオステオパシー検査を行い症状に対する原因を探して行きます。

 

 

 

 

 

3)治療

検査で探した原因に対し治療を組み立てていきます。

症状に対してどの様にアプローチしていくかが問われます。

 

 

 

4)質疑応答

45分で行った施術に対し、審査員があらゆる角度から質問をしてきます。

問診は適切であったか、なぜそのようなことを聞いたか、あるいはなぜ聞かな

かったか。

審査委員には医師も必ず同席しますので、メディカル的な質問もされます。

施術については特に質問があり何故その治療を選択したか、その根拠はそこの関節が動かなかったから動かしましたの様な場当たり的な治療は決して認められません。

 

問診から原因を推測し、検査で

精度高く原因を調べる。

そしてそれに従って自分なりの治療を組み立てるという、論理力が求められます。

これらがクリニカ試験の主な流れです。

 

f:id:maruyama-osteopathy:20180726184334j:plain

f:id:maruyama-osteopathy:20180726184129j:plain

f:id:maruyama-osteopathy:20180726183126j:plain

f:id:maruyama-osteopathy:20180726183531j:plain

 

この試験がパスすることによって

フランスでは開業権が得られるわけですから、

決して通過儀礼のような試験ではありません。

 

 

学校の最終学年の一年間は

このクリニカ試験に対する対策授業が行われました。

自分にとってはこの試験はとても大きなモチベーションになりました。

改めて問診 医学的検査 施術の論理構成を高いレベルで求められることになりました。

 

f:id:maruyama-osteopathy:20180726184549j:plain

要求されていることは現実の施術には決して欠かすことのできないことでした。

クリニカ試験に正面から取り組んだことによって一つレベルが向上したことを実感しています。

 

学校で培った力を、皆様のお悩みを一つでも多く解決するためにお役に立てたいと思います。

 

03-3894-5361,丸山稔一,頭蓋オステオパシー,東京都,荒川区,西日暮里,丸山オステオパシー治療院,北区,文京区,台東区,スティルアカデミィ,実績,評判,口コミ,効果あり,


www.maruyama-osteopathy.com

【オステオパシー診断】問診後、患者様の「姿勢」を診て、どこに機能障害があるのか?施術ルートを絞り込む!

f:id:maruyama-osteopathy:20180718113314j:plain

40代 女性  首から腰に違和感がある。

 

こんにちは、丸山オステオパシー治療院 院長の丸山稔一です。

今回は40代女性 しばらく前より

頸から背中そして腰まで連続的に違和感を感じると訴え来院されました。

 

 

オステオパシーは問診をとても大事にします。

 

 

じっくりお話を聞くと、以前から疲れると背中が凝ってくる、特に右の背中の下の方が

凝ってきて、今では平常時でも痛みが出てきているとおっしゃっていました。

 又、3年前に心臓の膜の手術を受けたことがあるが、今では心臓は全く問題ないとのことでした。

 又、小学生のころ高いところから肩から落ちたことがあり大きな怪我をしたことがとのことでした。

 

 

問診を終えてから早速オステオパシーの診断を始めていきました。

 

 

診断の最初のステップとしては視診を行います。

これは患者様が立ってる状態をよく観察するためです。

 

 

 

姿勢を診るだけでも多くのメッセージが伝わってきます。

 

 

 

もちろんこれだけで全ての診断をするわけではありませんが、

施術の方向性がわかってきます。

 

 

 

視診は横から、後ろから、そして上から。 患者様の姿勢を3Dで観察していきます。

 

この患者様は横から見ると背骨のカーブがあまり感じれません、それと特に背中の部分が本来は少し後ろのカーブを描くのが自然なのですが、一本の棒のようになっています。そして胸の方向に背中が引っ張られているように感じました。診断を続けていくと、

 

 

下から股関節、肝臓、十二指腸、胸膜(肺を覆っている膜)そして頭蓋の側頭骨、顎関節の右側。 そして頭蓋の硬膜の右側に強い緊張感があることが分かりました。

 

 

 

このように多くの機能障害が発見された場合は、

情報の整理をする必要があります。

 

 

 

一番最初にやる部分はどこか、又なぜ多くの機能障害があるのか?などです。

 

オステオパシー検査を進めながらさらにお話を伺うと、

小学生のころに長い間歯科の矯正器具をつけていて

それ以来ずっと顎の調子が悪いといわれました。

 

 

人間が二足歩行するときにバランスを調整する器官はいくつもありますが、特に重要な働きをしているのは目・耳・顎にあります。

 

 

従い、この患者様は顎に問題があり、長い時間をかけてその負担が各所に影響していたことが推測されます。

 

 

顎関節の動きの悪さで、

側頭骨、硬膜の緊張、

そして十二指腸、

肝臓の機能障害の説明が付きます。

 

 

 

早速、顎関節の施術から始めました。

 

直接つながっている側頭骨そして十二指腸とすすめて行きました。

 

 

 

一回目の施術を終えて

もう一度姿勢の状態を観察すると、、、

 

 

 

すでに棒状の背骨にかなりカーブが出てきて

本来の自然な状態に回復したことが分かります。

 

 

 

この患者様は2回の施術で首から腰に至る不快感は消えました。特に背中の右下の凝り、痛みは全く感じなくなったとおっしゃっていました。おそらく十二指腸の機能障害がなくなったせいと推測されます。

 

体のあちこちに問題がある方は一度オステオパシーの施術をうけられることをお勧めします。

 03-3894-5361,丸山稔一,頭蓋オステオパシー,東京都,荒川区,西日暮里,丸山オステオパシー治療院,北区,文京区,台東区,スティルアカデミィ,実績,評判,口コミ,効果あり,