【交通事故の後遺症】でいつまでもお悩みの方へ!!改善のお手伝い
皆さまこんにちは。 丸山オステオパシー治療院 院長の丸山稔一です。
交通事故の後遺症にはさまざまな症状があります。代表的にはむち打ち症があげられると思います。そのほかにも骨折後の骨折部の痛みが続いたり。また手のシビレ、足のシビレが残ったりと数え上げたらきりがありません。
どの様な症状が出てもおかしくないほど事故のショックは大きいものです。事故後の保障について自賠責法という法律で後遺症害に認定基準があり、認定基準の根拠になるものはレントゲン画像やMR画像によるもの。
又画像ではわからないものの基準として神経学的検査所見というものがあります。これは腱反射や知覚検査、筋力検査などがあります。
いずれにしても具体的かつ明瞭な状態に対する認定になります。このように第三者が見てもはっきりとした基準で認定されれば何らかの保証の対象になります。
一方この様な基準の対象にならない症状で苦しんでいる方も多くいる事も事実です。
半年ほど前に交通事故にあわれた方が来院されました。自転車に乗って買い物をしているときに横からバイクに追突され転倒し、激しく胸部を強打した。骨折、打撲など目立った外傷はないが、それ以降胸の痛み、締め付けられるような感覚になり、夜寝ているとき突然胸苦しさを覚え飛び起きてしまう、又その時は冷汗をどっとかいているとのこと。昼間も発作的に胸の苦しみが襲ってくるということを訴えられていました。事故からすでに数か月経過していましたが一向に改善する気配がない様子でした。
もちろん病院に行かれ各種の検査を受けていますが特に異常は見つからないと言われたそうです。
オステオパシーでは肋骨を重要視します。肋骨が囲んでいる胸郭には心臓と肺が入っています。心臓は自動的に収縮しますが、肺は胸郭の収縮についていくだけで自動的には大きくなったり、小さくなったりはしないのです。横隔膜や肋間筋また呼吸補助筋などが肋骨を動かし、その動きに肺は依存しているのです。
胸郭を構成している肋骨や肋軟骨が機能障害を起こしていると、正しい呼吸のリズムが取れなくなります。
食事でとった栄養も呼吸で取り入れた酸素も胸郭内の心臓と肺で血液に結び付きそして全身に送られていきます。
つまり胸郭の機能は全身の健康状態を維持するのには絶対条件なのです。
肋骨は左右で24本あります、後ろ側は背骨に関節しています。前は胸骨という骨と関節しています。24本の骨が前後に関節を持っていますから関節だけでも多くの部分を診なければなりません。又前側の肋骨の先端は肋軟骨をいう柔らかい組織になっています。
今回の患者様の強打した胸の箇所を中心に丁寧にオステオパシー診断をすると。
肋骨の関節の何か所か関節の機能障害が見つかりました。
又関節性の問題とは別に強いエネルギーで胸部を打撲すると肋骨の骨そのものが硬くなる骨内病変という状態になることがあります、骨には水分が多く含まれていますから本来はいくらかの柔軟性をもっていますが、強烈なショックを受けると骨自体の柔軟性が失われることがあります。
同様にこの物理的なショックを引き受けて硬くなる性質は肋軟骨が一番強いとされています。
この患者様は強い骨内病変と肋軟骨の機能障害を起こしていました。
肋軟骨のすぐ裏には心臓があります、本来しなやかである肋軟骨が硬くなると心臓の動きに制限を与えますので、脳が心臓に対してもっと動けという指令を出します。脳は肋軟骨が硬いのか、心臓の働きが悪くなっているのかを区別できませんから心臓は常により強く動けという指令を受けストレスを感じる様になります。
複数の関節性の問題と骨内病変を起こし呼吸の環境が悪くなり、肋軟骨の機能障害による心臓のストレスを同時に受けていましたから、胸苦しさに襲われても不思議はありません。
一つ一つ関節性の問題、骨内病変、肋軟骨と段階的に施術を重ねていきました。特に肋軟骨については重点的に施術を重ねました。それ以外にもオステオパシーは関連を診ていきます、呼吸に関する頭蓋の問題、横隔膜に関連する内臓 (肝臓 胃など)も診ていきました。少し時間はかかりましたが最終的には胸の苦しさはすっかり改善しました。
オステオパシーではレントゲン画像・MR画像・神経学的所見では対象にならない機能障害を見つけることができます。
この患者様のように交通事故後の後遺症に悩み、病院では異常は発見されず、当院に駆け込み症状を改善した方が大変多くいらっしゃいます。交通事故後の後遺症でいつまでも改善しない方一度オステオパシー施術を受けてみませんか?患者様に寄り添って改善のお手伝いをさせていただきます。