30代女性 動悸が気になる... でも病院に行っても問題なし??
皆さまこんにちは 丸山オステオパシー治療院の丸山です。
わけもなく胸のあたりが苦しい、何かやな感じかすると30代の女性が来院されました。もちろん胸には大事な心臓、肺があります。オステオパシーの立場から鑑別診断をするとき胸の痛み、違和感はとてもシビアに扱うことを教育されます。これぐらいと軽率に扱うと重大な疾患の前触れである場合は、後で大変なことになる可能性があるのです。
いつもよりさらに注意深く問診をしていくと、まずは病院に行って診断を受けていて、その結果特に問題なしといわれていること。又明らかにオステオパシー的機能障害があることで治療をお受けすることしました。
問診の結果
1、動悸が始まる一か月ほど前マラソンレースのトレーニング中に手をついて転倒
2、左手首の関節に動きの悪いところがある
3、又左の肋骨と肋骨の一番前の部分の肋軟骨がとても硬くなっている事
以上の3点に問題があると判断しました。
「肋軟骨は衝撃を吸収することがある」これは以前世界的に有名な治療家のジャン・ピエール・バラル先生のセミナーで直接習いました。
例えば、転んだりぶつけたりと外からの衝撃を受けたとき、肋骨の骨そのものが硬くなったり肋軟骨が硬くなったりする場合があるという事。そして、一度硬くなるとその組織はそのエネルギーをため込んでしまい治療しない限り長い時間硬いままになってしまうという結果に。
又左の真ん中のあたりの肋軟骨は心臓の真上にありますので、心臓が正常に機能する上でその柔軟性はとても重要です。肋軟骨がすこし硬いだけで脳は心臓にもう少し動けと指令を出すわけです。
又脳は心臓の動きが落ちているか、肋軟骨が硬いのかの区別をすることはできません!従って肋軟骨が硬くなると常に心臓に負荷がかかるということです。
早速施術を始めました。衝撃を受けて機能障害がある手首、そして肋骨そのものの治療、そして最後に肋軟骨の柔軟性を回復させる施術を行いました。その後この患者様は全く胸の苦しさを感じることはなくなったと話しておられました。
病院に行っても問題ないと言われたものの、なんとなく胸が苦しいと感じている方、その動悸 オステオパシーにより解決できる症状かもしれません。一度ご来院下さい。WEBサイトよりお問い合わせ下さい。お待ちしております。