30代男性 当院患者様の声 朝起きるのがつらい(2)
患者様の状態を診断するときにその方の立っている姿を観察する視診という方法があります、これで全てを決めるわけではありませんが、ただその姿を観察すると色々な情報を受け取ることができます。
この患者様は少し長めの首が前に突き出ていて、又極端に左に曲がっていました。オステオパシーの施術は訴えている場所にあまりとらわれません、痛みを取ろうとして痛んでいる場所だけの施術はしません。
姿勢は全身の状態が素直に表しますから悪い所をみつけそこを施術し結果的に良い姿勢になっていればおおむねうまくいったと判断します。もちろん最終的にはつらいところを治すことが目的です。
全身の検査をしたところ左の骨盤の動きがとても悪く、腰椎(腰の骨)の動きも何か所が問題を起こしていました。さらに左の内臓の一部の大腸に硬いところが見つかりました。さらに頭蓋骨の一部の骨の動きがとても悪かったです。
まずは構造の問題である骨盤と腰椎を施術し、そして頭蓋骨の骨の動きを回復させました。そして最後に内臓の施術をして終わりました。施術後もう一度姿勢を観察するとほとんど良い姿勢になっていました。
身体にとって欠かすことのできない流れ(血液、リンパ節、脳脊髄液等)はまずは正しい構造がなければならないと考えます。
この患者様も本来持つ正しい流れが回復したことによて朝爽やかに起きられる様になり、活力もわいてきたと思われます。