丸山稔一院長ブログ | 東京 | 西日暮里 | 丸山オステオパシー治療院

東京・荒川区西日暮里にあるオステオパシー専門治療院の院長ブログ はじめまして院長の丸山稔一です。

30代女性 目の上が痛い!!眼科の診断は三叉神経痛?!薬を処方されたが一向に治らず....

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こんにちは丸山オステオパシー治療院 院長の丸山稔一です。

 

目の上が痛いと訴えて30代の女性が来院されました。しばらく前から目の上の皮膚の痛みが気になり眼圧が高いのかと思い眼科の病院に行き検査を受けられました。

 

 

結果は異常なしと言われれたそうです。眼科の先生は三叉神経痛なのではと言われたそうです。ご本人は次に内科に行かれ診断をうけお薬をもらったが一向に治らないので診てほしいと来院されました。

 

 

脳神経は12種類あります、嗅覚・味覚・視覚・聴覚等々人間が生きていく上で決定的に大事な神経ばかりです。その中に三叉神経がありますこの神経にはいくつかの役割がありますが、顔面の感覚神経をコントロールしていることです。 顔面の痛覚・冷感などの感覚は三叉神経が大きくかかわっています。

 

 

顔面の運動を支配しているのは顔面神経ですが、12種類の脳神経の中で障害を受けやすいのが顔面神経であり、三叉神経と言れています。三叉神経が何らかの原因で障害され(例えば腫瘍など)た場合は猛烈に痛くなることがあります。

 

 

このようなケースの場合は手術の適応になるケースもあるぐらいです。この患者様は眼科にも内科にも行かれ検査もされていますので重篤な疾患ではなさそうです。

 

 

早速オステオパシー診断をしてみると痛いほうの(左側)側頭骨(頭蓋骨の一部)と顎関節の動きが悪いことが分かりました。

 

 

三叉神経は側頭骨の内側を通り頭蓋内で三つの方向に大きく分かれていきます。その三つの枝のうちの一本は目の周辺の皮膚を支配していきます。三叉神経の走行ルートの中でオステオパシー的には側頭骨と蝶形骨が大きくかかわってきます。

 

 

施術は側頭骨をきちんと動かすことからはじめ側頭骨とつながりあっている顎関節の動きを正常化にすること。それとこの患者様は耳下腺の硬くなっている為、組織を柔軟にする施術を行いました。これは組織テクニックといってフランスオステオパシーの斬新な治療の一つなのですがこのような場合に大変有効です。

 

 

治療後この患者様はほとんど痛みや違和感が感じられなくなりました。今回のケースは三叉神経が通るルートの環境を改善し本来の位置に戻ることによって違和感がなくなったと推測されます。

 

 

オステオパシーは機能と構造の関係を重視する医学です、今回のケースもオステオパシーの施術に適した事例といえるでしょう。顔面の痛みや違和感を感じている方がいましたら、一度オステオパシーの施術を受けて診ませんか。

 

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