ゴルフのやり過ぎで肘が痛い(2)
次に肘の関節の動きを詳細に検査したところ、一見ほとんど問題がないように見えましたが
精度の高い検査をするといくつか肘の関節そのものにも問題があることが分かりました。
この問題に対してはファンクショナルテクニックという方法で治療します、
これは一度関節を開かせるように牽引してその状態を保ちながら関節が動きやすい方向にもっていく技術です、
非常に繊細な感覚が必要になりますので少し熟練性が必要になります。
オステオパシーの関節の動きに対する治療法はいくつもあります。
関節のどの部分が原因で機能障害があるのか?
その原因を特定してから技術を使い分けていきます。
このテクニックを終えた後改めて肘を動かしてもらうとほぼ痛みが取れていました。
この患者様のケースの場合では腹部・肋骨の治療だけではだめ、
又肘の治療だけでもうまくいかなかったでしょう。
オステオパシーはまず原因を探します、そして患者様との問診の中から得た情報をもとにして
治療を組み立てていきます。これがオーダーメード型治療といわれるゆえんです。
患者さま一人一人に合わせ対応していきます。