丸山稔一院長ブログ | 東京 | 西日暮里 | 丸山オステオパシー治療院

東京・荒川区西日暮里にあるオステオパシー専門治療院の院長ブログ はじめまして院長の丸山稔一です。

足首の捻挫の後遺症。いつまでも続く足首の違和感

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足首を捻挫したことのある人はとても多いとおもいます。外傷の中でもとても多い部位です。軽症なものは2週間もすればすっかり治るでしょうが、重症な場合は要注意です。

 

 

足首の捻挫はほとんどが足首を内側に捻じる内反捻挫といわれるものです。足首を激しく内側に捻じると、外くるぶしの骨(腓骨といいます)も強く下に引っ張られます。その腓骨の一番上(腓骨頭といいます)には骨盤につながる筋肉が付着しています。

 

 

この筋肉は骨盤の後ろについていますので、骨盤を後ろに回旋させてしまいます。このように激しい捻挫は足首から膝関節・骨盤へストレートに衝撃がつながります。捻挫がきっかけで腰が痛くなることはこのようなことが理由です。

 

 

又もう一つ捻挫の後遺症を治す上で重要になるのは、足のすね(脛骨といいます)と先ほどの腓骨(外くるぶしの骨)の間に骨と骨をつなぐ骨間膜という薄い膜があります。実は捻挫をするとこの骨間膜が激しく下に引っ張られ、柔軟性を失います。

 

 

この柔軟性がまた足首を上下させるのに必要なのです。又この骨間膜の中を足首にとって必要な血管と神経が通過しています。捻挫は治ったといわれるが常に足首に違和感を感じている場合はこの骨間膜に問題が生じています。

 

 

オステオパシーでは捻挫の後遺症の治療には骨間膜は必ずチェックします。もちろん直接関連している膝関節・骨盤は見逃せません。いつまでも続く捻挫の後遺症は時間が解決するものではありません。

 

積極的に治療をしましょう。

 

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