50代男性 顎の噛み合わせ、痛みが18年ぶりに解消!顎関節症のオステオパシーアプローチ
顎関節症についてお話しします。以前から顎関節症の方は時々来院いていましたが、最近顎関節に問題を抱えた患者がとても増えています。
50代男性の患者が来院されました。常に顎に違和感を感じている、それも18年前からとのこと。かなり前に歯科医院でマウスピースを作り何とかしのいできましたが、最近になりさらに違和感が強くなってきたとのことです。
どのような違和感かとお聞きしたところ、常に下あごが後ろにあり食事をするときもかみ合わせがうまくいっていない気がするそうです。
以前のブログでもお話ししましたが、下あご(下顎骨といいます)も頭蓋骨の一部です。又、下顎骨は側頭骨という骨と関節を作り、それが顎関節と呼ばれています。顎を診るときはまず頭蓋骨の動きがどうなっているのかを必ず検査しなければなりません。
この患者様の頭蓋骨の動きもやはり、かなりバランスが悪くなっていました。特に左側頭骨の位置がとても問題でした。
まずは側頭骨をキチンと正常にしてから、次に体全体の骨格の構造の問題を取り除きました。最後は顎関節をささえている靭帯と、顎を動かすための筋肉の治療で終了です。
治療後には18年間悩んでいた顎の違和感が全く感じないと大変喜んでいました。
顎関節症は歯科医と共同で解決することもあります。歯が一部なくなっていたり、一部の歯が出っ張りすぎたしていることが原因の場合は歯科医の仕事になります。
又今回のケースのように、頭蓋骨・骨格構造・靭帯などの問題はオステオパスの仕事になります。
顎が気になり歯科医に行ったが、治らない場合はオステオパシーの領域の可能性が大きいです。長年顎で悩んでいる方、一度オステオパシーを受けてみませんか?懇切丁寧に状態を説明し、治癒に向かわせます。