丸山稔一院長ブログ | 東京 | 西日暮里 | 丸山オステオパシー治療院

東京・荒川区西日暮里にあるオステオパシー専門治療院の院長ブログ はじめまして院長の丸山稔一です。

股関節痛について

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股関節の痛みで来院される人が多いです。

女性に多い疾患です。

 

股関節は骨盤の下に大きな関節をもち、大腿骨(太もも)が

 

はまり込んでいます。

 

股関節はとても可動範囲が大きい関節です、又太ももの先端を大腿骨頭という

 

のですがその大腿骨頭が骨盤の一部の寛骨臼という部分にすっぽり埋まっていて、

 

とてもはずれにく関節です。

 

外科手術でもし股関節を外すときは約20Kgの力が必要なほどです。

 

 

人間が歩いたり、走ったりしたときに地面から衝撃をうけます。

 

踵の関節・膝の関節などで衝撃を緩衝するのですが、さらに上方向に

 

ゆく衝撃を股関節が受け止め骨盤のなかでその力を分散してゆきます。

 

 

股関節が正常に機能しておくことは単に足がキチンと動くことだけでなく

 

体に衝撃を伝えない機能として欠かせない安全装置でもあります。

 

 

又股関節の動きはいろいろな関節の影響を受けています、

 

つまり股関節の動の悪さを改善させようとするときは股関節の施術だけしても

 

まず治りません、やはり全身の検査をして問題を発見する必要があります。

 

経験的には頸椎・胸椎・肋骨の影響をうけていることが多いです。

 

少し細かくなりますが大腿骨頭は二種類の動脈から血液供給を受けています

 

その一つの動脈は閉鎖動脈といって、又の付け根にある閉鎖口というところか

 

ら、枝分かれしてます。 骨盤内臓器つまり女性であれば子宮・卵巣・膀胱

 

など内臓にとても関係が深いのです。

 

このように股関節を診る場合は視野を広くしいろいろな関節との関連、

 

そして内臓の問題とのつながりを考えながら施術する必要があります。

 

 

 

どの関節についてもいえることですが、関節症といわれた場合は関節面の軟骨

 

がすり減っている状態を指します。

 

極端にすり減った場合は手術も視野に入れる必要があります。

 

しかし程度のひどくないもの又軟骨などに問題がない場合は十分回復は望めます。

 

股関節が気になる方はあまり重症にならないうちに一度オステオパシーの施術

 

をうけてみましょう。

 

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