丸山稔一院長ブログ | 東京 | 西日暮里 | 丸山オステオパシー治療院

東京・荒川区西日暮里にあるオステオパシー専門治療院の院長ブログ はじめまして院長の丸山稔一です。

小学生男子 赤ちゃんからずっと治らなかった鼻炎が解消!オステオパシーアプローチ

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小学3年生男子の鼻炎のお話をします。その子のお母さまが頭痛と腰の痛みで来院していました、お子様が赤ちゃんの頃から現在までずっと鼻炎だけれでも一度みて欲しいといわれました。

 

 

どのくらい耳鼻科に通ったかわからない、でもお薬がでるだけで一向に治らなくてとても悩んでいると言われました。

 

 

何日かしてお子様が来院され早速、オステオパシーの診断をしました。オステオパシーの診断で最初に大事ににするのは視診です、機械を使う診断ではないですから、五感を研ぎ澄ませて患者様をよく観察することから始めます。

 

 

目につく特徴は、眉間にしわが寄っていることでした。小学生で眉間にしわがよるのはなんらかその周辺に問題があることの表れだと思いました。

 

 

次に体全体の関節の動きを調べるなかで肋骨の動きが悪いことがわかりました。次に呼吸のテストをするととても呼吸の振幅が少ないことがわかりました。又頭蓋骨の動きを調べると眉間のすぐ上にある前頭骨の動きが悪いことがわかりました。

 

 

子供の頭蓋骨の動きの悪さは出産時に起こることが多いです。おそらく彼はハードな出産により頭蓋骨の一部の動きが悪くなったと推測されます。

 

 

治療はまず肋骨の動きを回復させ、キチンとした呼吸ができるようにしました。次の前頭骨の動きを回復させました、前頭骨の下は鼻骨でまたそのすぐ後方には篩骨といって鼻粘膜をコントロールする重要な骨があります。

 

 

つまり前頭骨と篩骨は関連をもっているのです。人間は安静時には鼻から呼吸をします。彼は生まれながら鼻で息をしずらい構造になっており、さらに肋骨動きが小さいのでさらに無理をして鼻で呼吸をしようとするのでさらに鼻の奥に負担がかかっていたと推測されます。

 

 

肋骨の治療をしてキチンとした呼吸ができるようにし、前頭骨・篩骨の動きを改善して鼻での呼吸で負担がかからないようにしました。

 

 

数回の施術でほぼ回復しました。このように単純な炎症でないときは薬を飲み続けてもよくならないのです。炎症が収まらない原因を見つける必要があります。鼻炎でお悩みの方、オステオパシーでスッキリしませんか?

 

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