丸山稔一院長ブログ | 東京 | 西日暮里 | 丸山オステオパシー治療院

東京・荒川区西日暮里にあるオステオパシー専門治療院の院長ブログ はじめまして院長の丸山稔一です。

12歳 小学生男の子 踵が痛い!成長痛?と決めつける前に

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皆さまこんにちは、院長の丸山稔一です。今回は小学6年生の男の子のお話をします。3ケ月前位から踵が痛いと訴えられ来院されました。転んだわけでもなく自分では痛くなった理由はわからないと言っていました。お母さんも同席してくれましたが、少し走った後また体育の授業のあった日は特に痛いと言うといっておられました。

 

この年齢の子供は急激に身長が伸びる時期ですから成長痛が疑われます。成長痛は誰にでもおこるわけではありませんが時々起こることがあります。病院にも行きレントゲン検査を受け特別問題はなし、年齢的な成長痛だと診断されしばらく過激な運動は避けること、そして痛い時は湿布をしておくようにといわれとのことです。

 

その後一向に良くならないため近所の整骨院に行って電気治療をしたものの一向に痛みは改善しなかったようです。確かに成長痛の症状はなかなか取れないことがありますし、時期を迎えれば自然に治ってしまうこともあります。

 

但し成長痛だと決めつける前にお話をうかがうと動きに伴う痛みがあるという点に疑問を感じました。なぜなら動きに伴う痛みは関節に問題があることが多いからです成長痛は関節の問題というよりも骨そのものの成長に伴う痛みだからです。

 

早速、オステオパシー診断をしました。痛みを起こしている踵の関節構造はとても複雑にできています。踵の骨はその上の距骨という骨に乗っています。ここを距骨下関節(距踵関節)といいとても複雑な構造です、とても小さいのですが動きがあります。この小さな動きを正確に検査することはかなり訓練しないと難しいです。

 

この患者さまは症状を起こしている距骨下関節の動きが悪くなっていること、又踵の上はアキレス腱がついているのですが、アキレス腱自体でなくその周りに取り巻いている腱膜がかなり硬くなっていました。さらに全身を広く検査していくと痛みを起こしている左側の股関節の動きが悪いことが分かりました。

 

問題を起こしている踵が先に悪くなってからそれが原因で股関節が悪くなったか。又はその逆なのか?オステオパシーの検査はどちらか先に起きたのかをおおよそ区分する診断方法もあります。今回のケースは股関節の動きの問題が根本的な原因のようです。早速、施術を開始しました、まず股関節の動きを回復させます。

 

次にアキレス腱の腱膜を組織テクニックをいう技術で回復させました。そして最後に踵の関節をファンクショナルテクニックというソフトにゆっくり行う技術で関節の動きを回復させました。この患者様は2回の施術で完治しました。結果としては成長痛ではなかったようです。

 

成長痛?と決めつける前にオステオパシー診断によって痛みの原因が究明し、完治することも少なくありません。なかなか良くならない長患い、どこへ行っても変わらないと諦める前に、オステオパシー専門治療院へ相談したのが完治への近道となった良い症例です。下記HPよりお問い合わせください、お待ちしております。

 

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食べ過ぎでもないのに胃もたれが... 胃の問題なのに関節の動きを診るの???

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新年あけましておめでとうございます。本年も皆様にとって健康と幸せに恵まれ、喜びを満ちた一年になりますように。 丸山オステオパシー治療院 院長の丸山稔一

 

 

いよいよ2017年がスタート致しました。年末の慌ただしい忘年会シーズンがやっと終わりを迎えたと思ったら、お正月とダイエットしている方にとっては誘惑の多い季節です。今回は内臓の不調についてオステオパシー的な見方をしていきたいと思います。

 

 

食べ過ぎでもないのに胃もたれが・・・ こんな経験はありませんか。どの家庭にも胃薬は常備されていますから、まずは胃薬を飲みますよね、でも何か胃がもたれる。病院に行っても特に異常はないと言われた。以前にこのような患者様が来院されました。

 

 

オステオパシー検査は全身を診断していきます、もちろん症状を訴えているところはさらに注意してみていきます。胃に不快感を及ぼしているものは何か、関連しているものは何かを推測しながら確かめていきます。

 

 

内臓を診断するうえでグローバル(大まかな)診断として横隔膜をみることがあります。患者様の後ろから肋骨の下の部分に両側からそっと手をあて大きく呼吸してもらいます。胸郭の広がりが左右とも均等に広がっているかを検査します。

 

 

もし左右差がある場合は、広がらない側に接している臓器、例えば左側なら下は胃、上は肺、心臓。右側なら肝臓に何らかの問題があることが推測されます。横隔膜はある意味内臓の機能障害のリトマス試験紙と考えられます。

 

 

例えば胃に何らかの機能障害があるとしたら神経系なら交感・副交感の神経のルートを視野に入れます。次に胃を支持してる靭帯を検査します。さらに神経系・靭帯系に問題を起こさせているものは何かと推測していきます。

 

 

オステオパシーは人間の体を全体的に診ていきます。オステオパシーの重要な考え方の一つに「体は一つのユニットである」ということがあります。胃に問題があるといっても胃だけをみないのです。

 

 

今回の患者様はよく診た結果骨盤の左側の動きがとても悪くそれが引き金となって背骨の動きを悪くしていたようです。代償作用(一つの動きの悪やを補正する働き)で第一頸椎(首の一番上の骨)の動きが悪くなりそれが頭蓋骨の一部の動きを制限したようです。

 

 

胃を働かせる神経は脳から出ています(迷走神経)、頭蓋骨の一部が動かないだけでも神経の伝達に問題が生じます。つまりこの患者様は大元の骨盤の位置が原因だったようです。この患者様については骨盤の左の関節の動きを回復させることで胃の問題は解決しました。

 

オステオパシーは一つ一つの施術技術を習得することも大変ですが、それ以上に診断技術が難しいのです。あらゆる可能性をしながら根本的な問題を見つける、これが醍醐味でもあるのですが。

 

お医者さんに診てもらったけど何か不調なら、今年こそはお医者さん+オステオパスの心強いタッグで本来の健康を取り戻しましょう!

 

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50代女性 子宮筋腫といわれ、通院している病院からは手術を進められるが・・・

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皆さまこんにちは丸山オステオパシー治療院 院長丸山稔一です。

50代の女性がお腹が痛いと来院されました。一年前ぐらいから常にお腹が痛いと訴えて来院してきました。

 

 

じっくりお話を伺うと以前から子宮筋腫といわれ継続的に同じ病院に通院しているとのこと、筋腫は特段大きくなってはいない、筋腫との直接的な関係はないといわれている。しかし自分としては常に痛みかあるのでセカンドオピニオンを受けに他の病院にも行き検査を受けたが同じ結論だった、又もし痛みをとる為には手術しか他に手はないとまで言われたそうです。

 

 

ご本人としては原因もはっきりわかっていないのになぜ手術をして治るのか意味が分からず、不信感を持たれていました。事前にしっかりと病院での診断をうけて頂いていますのでオステオパシーの施術をやってみる価値はありそうだと判断し施術をお受けすることにしました。

 

 

又、15年にも及びご両親の介護をしていたためすっかり睡眠障害になっていること。また夜中に目が覚めるときは常に激しい頭痛を伴っていつことも問診でお聞きしました。これも診断に参考になりそうです。

 

 

早速オステオパシー的総合診断をいたしました。まず頭蓋診断をすると基本的な頭蓋の動きが極めて悪い、特に硬膜がカチンカチンの状態でした。あまりにも硬膜が硬いため頭蓋の診断を進めるため少しだけ硬膜を緩めてから他の動きを診てみると側頭骨の動きがほとんどみられないぐらいでした。

 

 

次に内臓のオステオパシー診断をすると小腸をお腹に固定している腸間膜が固着している、又結腸を固定している腹膜もとても硬くなっていました。さらに骨盤内にある子宮・膀胱も又骨盤の底を作っている骨盤隔膜もかなり硬くなっていました。

 

 

頭蓋骨から出ている迷走神経は肺・心臓・横隔膜・消化器の前半部分をコントロールします、特に消化器を活発に動かす副交感神経ですので内臓にとても大きく関係しています。又脳を覆っている硬膜は途切れることなく脊髄神経を覆い骨盤部にまで及びます。

 

 

問題が複雑に絡み合っている難しいタイプです。どうも頭蓋内の硬膜また側頭骨の切れ目から出でいる迷走神経に問題のキーがありそうです。

 

 

早速治療を開始しました、まずは十分に硬膜を緩めます。次に側頭骨の動きを回復させました。この段階で腸間膜、腹膜、骨盤隔膜の状態をみてみるとすでにかなり緩み始めています。

 

 

次には直接間膜、隔膜を施術しました。本当に体中にひどい緊張がありましたが最後には腹部もしなやかさを取り戻しました。推測の通り基本的には頭蓋の問題が長年蓄積し内臓の働きを弱くし間膜系を硬くした、また硬膜系の問題が骨盤隔膜を硬くし、もともとあった筋腫もありさらに骨盤内臓器の働きを悪くしたと考えられます。

 

 

この患者様は一回目の治療で腹部の痛みはほぼなくなりました。頭痛の治療も含め4回で施術は完了しました。

 

このケースにとても適したものといえるでしょう。本当に手術はしなくてよかったと思います。

 

改めて思います、もっと日本にオステオパシーが普及すれば救われる人は大勢いるのになと。

 

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50代男性 趣味ロードバイク 腰が猛烈に痛い!手術の日程が決まっている!かつてないほど◯◯の「ずれ」が・・・・。

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皆さまこんにちは丸山オステオパシー治療院の院長丸山稔一です。しばらく前の話なのですが忘れられない症例を紹介します。50代の女性がばね指を治すため来院していました、何回かの施術でばね指は改善していきました。

 

 

たまたま施術中にお兄様の話になりました。何年も前から腰痛持ちなのだが最近特にひどくなり、病院に行って薬を処方してもらっても、注射を打っても一向に良くならず、元来お酒が大好きなので痛さを紛らわせるため痛み止めの薬を飲みかつアルコールもガブ飲みしている。

 

 

時には頭が朦朧となり意味不明のことを言ったりしているとのこと。妹さんに対しても意味不明の罵詈雑言をはかれるので、彼女も精神的にまいっており、たいそう悩んでいるご様子でした。

 

 

病院では手術しかないと言われており手術の日程も決まっているとのことでした。妹様が一度兄を連れてくるので診てくれないかといわれました。

 

 

何度かブログでお話していますが腰痛といってもオステオパシーで対応すべきものと病院で対応すべきものがあります。組織が剪断しているもの、例えば重度のヘルニア、圧迫骨折、重度の狭窄症などはオステオパシーの施術では対応できません。

 

 

お兄様はすでに病院で診断を受けており、又お話をお聞きうる限りヘルニアが疑われますので当院でなくそのまま病院の方針に従うべきではと施術をお断りしました。

 

 

ところが何日かして突然お兄様を連れてきてしまったのです。来院された以上診ないわけにいきませんから、いつもの通りオステオパシー診断を行いました。

 

 

すると骨盤の一部に仙骨という骨があるのですが、この仙骨が「ずれ」ていました。今まで、かなりの数の骨盤を診断してきましたがこれほど「ずれ」ているものは見たことがありません。 イメージでいうと縦のものが横になっている感じ。

 

 

後から思えば、写真にとっておき教科書に乗せたいぐらいのものでした。ちなみにオステオパシーの用語には「ずれ」という単語はありません。他にも何ヶ所か機能障害は見つかりましたが、決定的なのは仙骨の機能障害なのは間違いありません。

 

 

オステオパシーでは仙骨の診断はとても重要に扱います、又診断もバリエーションが多くあるため難しいです。但し診断が確実にできればあとはテクニックを行うだけです。早速仙骨の位置を直し、仙腸関節の動きを回復させました。

 

 

この患者様は治療直後に劇的に回復されました。あれだけ痛かったのが全く痛くない、まさに狐につままれているようだと仰っていました。オステオパシー施術での回復は、基本的には施術後三日位から始まります。

 

 

なぜ施術後三日位からなのか?それは関節の動きの回復に後を追うように靭帯、筋肉などが順応を始める時間がかかるからです。またその順応が起きると血管の位置も改善し、血流が回復し免疫力が上がるからです。但しあまりにも機能障害が強くある場合、施術直後にいきなり回復する場合もあります。

 

 

もちろん後日決まっていた手術もキャンセルされたようです。

 

 

後日談なのですが、何故あそこまで仙骨が「ずれ」たのか?とても不思議に思い、改めて色々過去の病歴などお聞きすると、若いころから自転車のロードバイクが趣味で年中ロードバイクに乗り多い日には一日100km以上も練習することがあったとのこと。

 

 

これは推測ですがロードバイクのサドルはとても小さくかつ硬いものです。乗り癖があり仙骨の片方にに常に荷重がかかっていたのではないでしょうか。その仙骨に対する偏った荷重が何十年も積み重なればこそこのような「ずれ」が生じても不思議ではないですね。

 

この患者様はもし予定通り手術していても腰痛はよくならなかったでしょう。何故なら原因が違っているから。改めて症状を多角的に診断することの重要性を感じます。

 

 

病院に行っても治らない腰痛持ちの方、自分の骨盤は問題ないか不安な方、是非一度オステオパシーの診断を受けてみて下さい!下記ウェブサイトよりお問い合わせお待ちしております。

 

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30代女性 目の上が痛い!!眼科の診断は三叉神経痛?!薬を処方されたが一向に治らず....

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こんにちは丸山オステオパシー治療院 院長の丸山稔一です。

 

目の上が痛いと訴えて30代の女性が来院されました。しばらく前から目の上の皮膚の痛みが気になり眼圧が高いのかと思い眼科の病院に行き検査を受けられました。

 

 

結果は異常なしと言われれたそうです。眼科の先生は三叉神経痛なのではと言われたそうです。ご本人は次に内科に行かれ診断をうけお薬をもらったが一向に治らないので診てほしいと来院されました。

 

 

脳神経は12種類あります、嗅覚・味覚・視覚・聴覚等々人間が生きていく上で決定的に大事な神経ばかりです。その中に三叉神経がありますこの神経にはいくつかの役割がありますが、顔面の感覚神経をコントロールしていることです。 顔面の痛覚・冷感などの感覚は三叉神経が大きくかかわっています。

 

 

顔面の運動を支配しているのは顔面神経ですが、12種類の脳神経の中で障害を受けやすいのが顔面神経であり、三叉神経と言れています。三叉神経が何らかの原因で障害され(例えば腫瘍など)た場合は猛烈に痛くなることがあります。

 

 

このようなケースの場合は手術の適応になるケースもあるぐらいです。この患者様は眼科にも内科にも行かれ検査もされていますので重篤な疾患ではなさそうです。

 

 

早速オステオパシー診断をしてみると痛いほうの(左側)側頭骨(頭蓋骨の一部)と顎関節の動きが悪いことが分かりました。

 

 

三叉神経は側頭骨の内側を通り頭蓋内で三つの方向に大きく分かれていきます。その三つの枝のうちの一本は目の周辺の皮膚を支配していきます。三叉神経の走行ルートの中でオステオパシー的には側頭骨と蝶形骨が大きくかかわってきます。

 

 

施術は側頭骨をきちんと動かすことからはじめ側頭骨とつながりあっている顎関節の動きを正常化にすること。それとこの患者様は耳下腺の硬くなっている為、組織を柔軟にする施術を行いました。これは組織テクニックといってフランスオステオパシーの斬新な治療の一つなのですがこのような場合に大変有効です。

 

 

治療後この患者様はほとんど痛みや違和感が感じられなくなりました。今回のケースは三叉神経が通るルートの環境を改善し本来の位置に戻ることによって違和感がなくなったと推測されます。

 

 

オステオパシーは機能と構造の関係を重視する医学です、今回のケースもオステオパシーの施術に適した事例といえるでしょう。顔面の痛みや違和感を感じている方がいましたら、一度オステオパシーの施術を受けて診ませんか。

 

お問い合わせご相談はお気軽に当院WEBサイトよりお待ちしております。

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30代女性 動悸が気になる... でも病院に行っても問題なし??

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皆さまこんにちは 丸山オステオパシー治療院の丸山です。

 

わけもなく胸のあたりが苦しい、何かやな感じかすると30代の女性が来院されました。もちろん胸には大事な心臓、肺があります。オステオパシーの立場から鑑別診断をするとき胸の痛み、違和感はとてもシビアに扱うことを教育されます。これぐらいと軽率に扱うと重大な疾患の前触れである場合は、後で大変なことになる可能性があるのです。

 

 

いつもよりさらに注意深く問診をしていくと、まずは病院に行って診断を受けていて、その結果特に問題なしといわれていること。又明らかにオステオパシー的機能障害があることで治療をお受けすることしました。

 

 

問診の結果

1、動悸が始まる一か月ほど前マラソンレースのトレーニング中に手をついて転倒

2、左手首の関節に動きの悪いところがある

3、又左の肋骨と肋骨の一番前の部分の肋軟骨がとても硬くなっている事

以上の3点に問題があると判断しました。

 

 

「肋軟骨は衝撃を吸収することがある」これは以前世界的に有名な治療家のジャン・ピエール・バラル先生のセミナーで直接習いました。

 

 

例えば、転んだりぶつけたりと外からの衝撃を受けたとき、肋骨の骨そのものが硬くなったり肋軟骨が硬くなったりする場合があるという事。そして、一度硬くなるとその組織はそのエネルギーをため込んでしまい治療しない限り長い時間硬いままになってしまうという結果に。

 

 

又左の真ん中のあたりの肋軟骨は心臓の真上にありますので、心臓が正常に機能する上でその柔軟性はとても重要です。肋軟骨がすこし硬いだけで脳は心臓にもう少し動けと指令を出すわけです。

 

 

又脳は心臓の動きが落ちているか、肋軟骨が硬いのかの区別をすることはできません!従って肋軟骨が硬くなると常に心臓に負荷がかかるということです。

 

 

早速施術を始めました。衝撃を受けて機能障害がある手首、そして肋骨そのものの治療、そして最後に肋軟骨の柔軟性を回復させる施術を行いました。その後この患者様は全く胸の苦しさを感じることはなくなったと話しておられました。

 

 

病院に行っても問題ないと言われたものの、なんとなく胸が苦しいと感じている方、その動悸 オステオパシーにより解決できる症状かもしれません。一度ご来院下さい。WEBサイトよりお問い合わせ下さい。お待ちしております。

 

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40代女性 自律神経の乱れか!?「首が絞められように苦しい!今すぐ助けて!」

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皆さまこんにちは、丸山オステオパシー治療院の院長の丸山稔一です。

 

 

夜中に突然目が覚め「首を絞められように苦しい」今すぐ助けて下さい!!とメールが入りました。夜中に布団から携帯でメールを送った様子です。緊急を要する事態なので翌日すぐに来院して頂きました。

 

 

自力では歩けずご主人に抱きかかえられて来られました、簡単に問診をすると何もしていないのに上半身がこわばり、特に首周辺がこわばり昨日の夜は首を絞められたように苦しくなった。また以前よりわけもなく冷汗が出ると訴えられていました。病院でも検査してもらい特別異常がないと言われたとの事でした。病院に行って検査をしていただいていますので重篤な病気でないと推測できます。

 

 

従ってオステオパシー施術がしやすくなります。患者様は起き上がることもままなりませんので、寝た状態でできる診断を行いました。首・胸・背中と症状の出ている部分を調べても特別に問題はないようです。

 

 

何もしないのに冷汗が出たりするのは、典型的に自律神経のアンバランスの現れと推測して自律神経にかかわる部分の検査をした所、尾てい骨に激しいゆがみがありました。そこで「昔、何か尾てい骨を打ったことがありませんか?」とお聞きしたら若いころスキーが大好きで何回も尻もちをついた経験があるとのこと。

 

 

自律神経には交感神経と副交感神経の二種類あります、背骨の内側の左右に交感神経節という神経の中継点があり、上は胸椎から下は尾てい骨までつながっています。一番下にある尾てい骨に左右の交感神経が一つに合流します。

 

 

そこで尾てい骨周辺の硬くなっている靭帯を緩め、さらに動きのかなり悪くなっていた尾てい骨と仙骨の間の関節をゆっくり動くようにしました。とてもデリケートな部分なので慎重にかつゆっくりと時間をかけて施術していきました。

 

 

なるべくゆっくりと施術していると、途中から背中から首にかけてこわばり感が緩んで行くのが分かりました。もちろん尾てい骨だけでなく自律神の関係する分部の治療を何か所か行いました。

 

 

施術後しばらくぐったりとしてすぐには動けないない状態でしたので、何もせずしばらく寝ていただきました。20分程休んたあとはすっきりした様子で自力で歩いて帰ることができました。

 

 

後日改めて来院されたときは絞めつけられるような首の違和感はすっかりなくなったといっておられました。自律神経の乱れはいろいろな症状が出てきます。思いあたる方がいらっしゃいましたら一度オステオパシーの施術を試してみませんか?

 

 

ご質問は、当院ウェブサイトからお気軽にお問い合わせください。

丁寧にご回答致します。

 

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